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楽天ANAカード [楽天カード]




楽天とANAはポイント・マイル提携をしています
楽天とANAは従来より、ポイント・マイルでの提携を行っています。楽天スーパーポイントは2ポイント=1ANAマイルに交換でき、ANA10,000マイルは10,000楽天スーパーポイントに交換できます。



今回新たに誕生した楽天ANAマイレージクラブカードは、ANAマイルと楽天スーパーポイント両方のポイントが貯まるカードです。と言っても、両方のポイントが同時に貯まるわけではありません。



楽天ANAマイレージクラブカードはANAカードではありません
楽天ANAマイレージクラブカードは、あくまでも楽天カードです。ANAカードのようにビジネスきっぷは購入できませんし、ANA FESTAでの割引もありません。ANA便に乗っても搭乗ボーナスポイントも付きません。当然ながらSFC(ANA上級会員サービス)機能を付けることもできません。



楽天カードに、ANAマイレージクラブの会員証機能が付帯したカードと理解するのがいいでしょう。



楽天スーパーポイントとANAマイルが両方貯まるカード
では楽天ANAマイレージクラブカードにはどんな機能があるのでしょうか。



楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天スーパーポイントとANAマイルがどちらも貯まるクレジットカードです。ただし両方のポイントが同時に貯まるわけではなく、「楽天スーパーポイントコース」か「ANAマイルコース」のどちらか一方を選択する必要があります。



「楽天スーパーポイントコース」は、「楽天スーパーポイント」がカード利用額100円(税込)ごとに1ポイント貯まり、「ANAマイルコース」は同じくANAマイルがカード利用額200円(税込)ごとに1マイル貯まります。選択したコースはカード発行後も変更が可能ですので、その時々の状況によって、旅行へ行きたいなと思ったときは「ANAマイルコース」、楽天で買い物をしたいなというときは「楽天スーパーポイントコース」を選択できます、というのが売りのカードです。





楽天カードと基本スペックはほぼ同じ
楽天ANAマイレージクラブカードの年会費は初年度無料。



次年度以降も、年1回のクレジットカード決済を行うことで年会費540円(税込)が無料になります。カードの国際ブランドは、MasterCard、JCB、Visaの3種類。色はシルバー、ピンクの2色から選択できます。その他に、楽天ポイントカードの機能と、ANAマイレージクラブ会員カードの機能、電子マネーとして楽天Edyが搭載されているので、1枚のカードで何役もこなすことができます。



楽天市場での買い物の際はポイントが常時4倍(楽天市場利用ポイント1%+楽天カード利用通常ポイント1%+楽天カード利用特典ポイント2%)となるので、楽天市場でよく買い物をされる場合はお得です。しかしこのカード還元率と特典は、年会費がかかる(年会費を無料化するハードルは低いですが)以外は従来の楽天カードと同じです。あえて楽天ANAマイレージクラブカードを選択する理由にはなりません。



楽天ANAマイレージクラブカードと楽天カードの2枚持ちは可能?
では、楽天カードを所有している方が、新たに楽天ANAマイレージクラブカードを申し込むことはできるのでしょうか?

結論はできません。

楽天カードは切り替えという形になり、新たに楽天ANAマイレージクラブカードが発行されます。そもそも楽天ANAマイレージクラブカードは楽天カードの機能をすべて持つカードであり、2枚持ちする意味は全くありません。

楽天カードとANAカードの2枚持ちを推奨
楽天ANAマイレージクラブカードはマイルがあまり貯まらないカード
マイルを貯めたい陸マイラーの視点から考えると、楽天ANAマイレージクラブカードを選択する理由は全くありません。



楽天スーパーポイントを貯めても、ANAマイルに交換すると1/2になってしまいますので、実質200円(税込)でANA1マイル。マイル還元率は0.5%です。ANAマイルコースでは200円(税込)で1マイルしか貯まりませんので、マイル還元率で言うとやはり0.5%。一般のANAカードでは1%還元(カード年会費とマイル移行手数料が別途必要ですが)ですからその半分になってしまいます。



実質年会費無料でANAマイルが貯まるクレジットカードが欲しい!という人と、財布に何枚もカードがあるのが気に入らない!という人以外には全く向かないカードです。



楽天ANAマイレージクラブカードが欲しい場合も、ANAカードはいずれかのブランドのもの(ANA VISAカードやANA JCBカードなど)を1枚所有し、もう1枚別に楽天ANAマイレージクラブカードを所有する、2枚持ちを推奨します。



楽天スーパーポイントとANAマイルが同時に貯まれば
これが、楽天スーパーポイントとANAマイルが同時に、100円(税込)ごとに1ポイント+0.5マイル貯まるカードだったら価値はあったのかもしれません。もっともそんなにポイントを発行したらカード会社の持ち出しが大きくなりすぎますね。



よく見ると、こんな記載がありました。



ANAマイルコースをご選択の会員様は、楽天ANAマイレージクラブカードでご利用いただいた楽天カードご利用通常ポイント2ポイントを1マイルとして、ANAマイルに自動交換を行い、ご利用月の翌月15日頃までに、ANAマイレージクラブのマイル口座に進呈いたします。



つまり、楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天カードにANAマイル自動交換機能が付いたカード、ということになります。



あー、これだったらいらない。



楽天カードを利用して楽天スーパーポイントを貯めて、マイルが必要な時はANAマイルに自分で交換します。





と思っていたら、楽天ANAマイレージクラブカードのメリットが出てきました
ここまで散々、楽天ANAマイレージクラブカードのことをこき下ろしていましたが、2016年9月から楽天スーパーポイントとANAマイル交換のルールが変更となり、なんと楽天ANAマイレージクラブカードのメリットが出てきました。





変更になったルールがこちら。



楽天スーパーポイントからANAマイルへの交換について、08/31(水)より日本国内からのみ交換が可能となります。
楽天スーパーポイントからANAマイルへの交換について、09/01(木)より交換可能なポイント数の上限を20,000ポイント/月、 1,000ポイント/回に変更いたします。
楽天スーパーポイントからANAマイルへの交換について、09/02(金)より交換完了までの期間を「約2~3日後」から「約1週間」とさせていただきます。




海外から楽天スーパーポイントの交換申請をするつもりはありませんので、最初のルール変更は影響なし。



2番目のルール変更は影響大ですね。楽天スーパーポイントからANAマイルへの交換は1回1,000ポイントまで(ANA 500マイル相当)、さらにひと月に20,000ポイント(ANA 10,000マイル相当)の上限が設定されました。20,000ポイント貯めることはなかなか無いと思いますが、20,000ポイント交換しようと思うと、20回も交換申請をしなければいけないことに。これは面倒です。



交換申請のデメリットを考えると、楽天スーパーポイントの自動交換機能がついた楽天ANAマイレージクラブカードに、ちょっとだけ利点が出てきましたね。







まとめ
楽天ANAマイレージクラブカードは、なんだか面白そう、と思わせるカードでしたが、スペックは残念なカードでした。



楽天カードで楽天スーパーポイントを貯める場合と、ANAマイル還元率は変わらないので、あえて楽天ANAマイレージクラブカードを選択する必要はありません。ただし、楽天スーパーポイントを買い物で利用するつもりがなく、ANAマイルへの交換申請が面倒!という方には最適なカードです。


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